用語集

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  • BYOD

    Bring Your Own Device(個人所有の端末を会社や学校に持ってきて、業務や学習に使用すること)。

    BYOD導入にあたっては、安全に学校や企業のネットワークに接続できる環境整備が必要となるが、

    • コンピューターの一括購入・設定・更新などの負担から開放される
    • PC自習室などの混雑緩和が可能となる
    • 学生が自分の端末を管理するスキルがつき、卒業後も自分でコンピューター利用ができる能力が身につく

    などの効果が期待される。

    九州大学(総ユーザ数:19,000人)での大規模導入が注目されている。学生はノートPCを購入して使用することが求められる。2014年4月現在、ノートパソコンはオフィス付きのWindowsノートで実売6万円程度、Mac(OS X)の場合10万円程度から購入できるため、大学や学校でデスクトップ端末を購入するのではなく、ラップトップを各自購入してもらい、映像編集や専用システムなどだけを整備する教育機関が増えている。

    また、シェア低下を食い止めるべく、Windows 8は9.1インチ以下の端末のライセンス料を無償としたため、今後Andoroidタブレットと同一価格帯(2,3万円程度)でWindowsタブレットが発売されると予測される。

    元々は、パーティなどで自分の食べるくらいの食材を持ち寄ること(Bring Your Own Dine)からきているが、学校や企業のコンピューター使用についての議論では、食材ではなく、デバイス(コンピューター)を指す。DineをBottle(ワインボトル)やWine(ワイン)にする場合もある。

    【関連リンク】

    BYOD was last modified: 4月 14th, 2014 by flipschool
  • Coursera

    Coursera(コーセラ)は、スタンフォード大学の教員であった、ダフニー・コラーとアンドリュー・ネグ氏が創業したスタートアップ(ベンチャー企業)。シリコンバレーを拠点に、世界中のトップ大学と共同で、600以上のオンライン授業配信や修了証発行サービスを行っている。

    2014年4月2日現在、633の公開授業、108の授業提供大学、700万人以上の登録者がいる。

    コーセラが注目されているのは、

    • 大学教員が設立した企業で既に200億円程度の出資金を集めていること
    • 各国のトップ5以内の大学をパートナーにしていること
    • ビジネスとして成功するかどうか、の検証が行われていること

    などが原因だと考えられます。

    ビジネスモデルについては

    1. 修了証の発行。タイピングパターンや画像認識の技術を応用した本人認定技術の開発・検証を行っています。半年間で1億円程度の売り上げがあり、順調に収益をあげています。
    2. 人材斡旋サービス。企業スポンサーを募集し、スポンサー企業に成績優秀者を紹介するサービス
    3. オンライン授業をパッケージ化し、州立大学システム(機構)などに卸売する

    などが既に進められています。

    授業開講数で2番手のedX(エデックス)は、

    • 非営利団体であること
    • プラットフォームをオープンソース化していること

    など、コーセラとはことなるアプローチを進めていて、今後の動向が注目されています。

    【関連用語】

    Coursera was last modified: 4月 2nd, 2014 by flipschool
  • LibreOffice

    オープンソースライセンスで配布されているオフィススイート。

    • ワープロ
    • 表計算
    • プレゼンテーション
    • グラフィック編集
    • 数式編集
    • データベース作成

    などのソフトウェアから構成されるパッケージ。

    マイクロソフトオフィス製品と互換性があり、ライセンス料がかからないため、経済的負担を抑えたり、数万円の出費をしなくても済むため、オーストラリアなどの初中等教育などでは、インストールCDの配布などを実施しているところもある。

    また、マイクロソフトオフィスよりも優れている点としては、EPUB(電子ブック)への出力に対応していることである。そのため、

    1. LibreOfficeで書籍原稿を書く
    2. EPUB形式でパブリッシュ(出力)する
    3. KindleやGoogle Playに出稿する

    といった出版フローが実現できる。

    関連情報

     

    LibreOffice was last modified: 4月 15th, 2014 by flipschool
  • LMS

    Learning Management Systemの略。

    授業のウェブサイトを作る仕組み。サーバコンピュータにインストールして使用する。

    先生と受講生からなるサイトを作り、登録された生徒だけが、解説ビデオを視聴したり、確認テストを受けることができる。

    反転授業を実施する際に、個人情報や公開したくない資料などがある場合に使用すると有効である。

    北米では、CMS(Course Management System:コース管理システム)、欧州ではVLE(Virtual Learning Envuronment:オンライン学習環境)と呼ぶが、同じコンセプトのソフトウェアを指す。

    世界的には、Blackboard、Moodle、Canvasなどが多く使用されている。Moodleはオープンソース、Canvasはクラウド版とコミュニティ版(オープンソース版)がある。

    また、2番目に大規模なMOOCであるedXは、Open edXという名称で、LMSを公開していて、githubから入手できる。

    2014年にはGoogleがOpen edXをホストし、教育機関に提供する予定。

    ただし、edXはPython、CanvasはRuby、MoodleはPHPの知識がないと、サーバ管理やカスマイズができないため、サーバ管理者がいない環境では、クラウド型サービスを使用するか、VPSサービスなどにインストールし、管理をアウトソースすればよい。

    LMS was last modified: 3月 31st, 2014 by flipschool
  • MOOC

    MOOC(大規模オンライン公開授業)は、CourseraやedXなどのスタートアップ(ベンチャー企業)やNPOなどが大学の授業をオンライン化して、2~3か月の間に、オンラインビデオによる講義の視聴、確認テストの受験、課題の提出、相互評価やディスカッションなどのタスクをこなすと、修了証が発行されるサービスです。

     

    MOOC was last modified: 3月 30th, 2014 by flipschool
  • YouTube

    2005年、PayPalの社員、チャド・ハーリー、スティーブ・チェン、ジョード・カリムらによって設立された、動画コンテンツ共有サイト。

    Google社に買収され、Googleアカウントとの統合が図られている。

    会員登録をすると100MB、10分の動画を登録・配信できる。

    反転授業を実施する際に、予習動画を配信するプラットフォームとして使用できる。

    ただし、限定公開であってもURLが知られると、誰でもアクセスできてしまうので、

    厳密なアクセス制御をするのであれば、LMS(Moodle)などを使って、ログインしないと視聴できないようにするとよい。

    【関連用語】

    LMS

     

    YouTube was last modified: 4月 2nd, 2014 by flipschool
  • アクティブ・ラーニング

    教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学習者の能動的な参加を取り入れた教授・学習法の総称。

    学習者が能動的に学ぶすることによって、認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る。

    発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習等が含まれるが、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク等も有効なアクティブ・ラーニングの方法である。

    (参考: http://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2012/10/04/1325048_3.pdf)

    アクティブ・ラーニング was last modified: 4月 1st, 2014 by flipschool
  • インストラクショナルデザイン

    「インストラクション = 教えること」を「デザイン = 設計すること」、つまり、学習や教育活動を設計することを意味する。

    デザインする範囲は多岐に渡り、授業全体、講義、実習・演習、各教材のレベルなどに適用できる。

    インストラクショナルデザインのシステマティックなアプローチは、インストラクショナル・システムズ・デザインとよばれることもあり、ADDIEモデルなどが有名である。おおまかには、以下のような手順で進める。

    • Analysis: 分析(学習者のニーズや問題の把握などを行う)
    • Design:  設計(学習や指導の構成や、リソース、実施方法など設計する)
    • Develop: 開発(素材の収録や、編集、LMSへの搭載などを行う)
    • Implement: 実装(学習者に配信したり、教育活動を行う)
    • Evaluate: 評価(学習成果の評価や、フィードバックを行う)

    企業の製品開発サイクルにおける

    • PDCA(Plan/Do/Check/Action)サイクル
    • PDCI(Plan/Do/Check/Improve)サイクル
    • リーンスタートアップ手法におけるBML(Build/Measure/Learn)サイクル

    などと比較すると理解しやすい。

    また、教育機関や、企業などで上記のような教育活動やシラバス設計などを行う担当者を、インストラクショナルデザイナーと呼び、欧米や韓国などは一般化している。

    日本では、青山学院大学や、熊本大学大学院などに専門家養成コースが設置されているが、全ての教育機関に配置されているわけではない。

    フリップト・クラスルーム(反転授業)の登場に伴い、学習理論も進化しているので、日々「何が効果的なのか?」を確かめつつ、実践を行うことが重要である。

    とりわけ、サルマン・カーンの提唱する「マスタリー・ラーニング(完全習得学習)」や「ミニ・レクチャー(3分動画)」によって、さまざまな試行錯誤が世界中で行われている。

     

    インストラクショナルデザイン was last modified: 4月 3rd, 2014 by flipschool
  • カーン・アカデミー

    サルマン・カーン氏が創設した、オンライン教育サイト。

    https://www.khanacademy.org/

    当初は、小学校5年生の進級テストで困っている従姉妹のナディアちゃんに算数を教えるために、算数の解説ビデオをYouTubeにアップロードし、評判がよかったので、どんどん充実させていった。

    当時カーン氏は、ボストンで金融コンサルタント(ヘッジファンドのアナリスト)をしながら、個人の趣味としてビデオの作成や、テストプログラムの開発をしていた。

    マイクロソフトペイントの背景を黒にして、ペンタブレットで書き込みながら説明する様子をCamtasia Studioで録画して作成している。このスタイルのオンライン講義は「スクリーンキャスティングビデオ」とよばれる。Flipped Classroom(反転授業)実践者の間でも人気がある。

    カーン氏は、ビデオの作成だけでなく、理解度確認テストや、先生が進捗をチェックできるコーチダッシュボード、単元の関係性をビジュアルに表示するナレッジマップなどをPythonやJavaScriptで自作していた。

    サイトの構築に専念するため、仕事を退職した。資金がつきて絶望しそうになったころ、シリコンバレーの著名投資家John Dorrの奥さんが1万ドル(約100万円)の投資をしてくれて生き延びる。その後、John Dorrが100千ドル(約1000万円)を寄付し、さらにサイト構築に励む。

    さらに、グーグル幹部やマイクロソフト創業者のビル・ゲイツの師弟も、自宅での予習課題としてカーン・アカデミーのビデオ講義を視聴していて、続々と投資が集まり、シリコンバレーにオフィスビルを借りて、プログラマや教材作成者を雇用し、NPOを立ち上げた。

    現在、およそ5,500個のビデオと、10万個の問題を配信し、毎月1,000万人の登録者がいる。

    カーン・アカデミー上で勉強するだけではなく、世界中の学校で、反転授業実践に使用されている。

    また、日本語化も精力的に進められている。

     

    カーン・アカデミー was last modified: 4月 3rd, 2014 by flipschool
  • スクリーンキャスティングソフトウェア

    パソコン上でのPowerPointやKeynoteプレゼンテーション、操作手順などにナレーションや講師映像を同時に記録したり、編集したりすることができるソフトウェアプログラム。

    Flipped Classroom(反転授業)の事例では、以下のようなソフトウェアプロダクトがよく使用されている。

    • Macintosh (OS X): ScreenFlow, Camtasia for Mac, Screencast-O-Matic
    • Windows: Camtasia Studio 8(日本語版あり), Screencast-O-Matic
    • iPad: ShowMe!・educreations・Explain Everything
    • Android: Explain Everything

    たとえば、カーン・アカデミーでは、

    • Windows PC + ペンタブレット(ワコム・バンブータブレット)
    • Windows付属のペイントプログラムの背景を黒にして手書きで講義をする
    • それをCamtasia Studio 8 で録画する
    • YouTubeにアップロードし、配信する

    という手順で、オンライン学習ビデオを作成・配信している。

    スクリーンキャスティングソフトウェア was last modified: 3月 30th, 2014 by flipschool
  • 反転学習

    Flipped Learningの日本語訳。

    基本的概念の導入を、予習ビデオなどで行い、対面でワークショップやディスカッションなどアクティブラーニングを実施する学習形態のこと。

    反転授業は、先生の作成するスクリーンキャスティングビデオや、カーン・アカデミーのビデオの視聴を想定しているが、反転学習ではワークシートなど他の媒体での学習も含める。

    また、Flipped Learning Network(NPO)では、全員が同じペースで学ぶのではなく、マスタリーラーニング(完全習得学習)を取り入れ、各生徒・学生が理解度確認テストに取り組み、合格したら次の単元に進む、という「反転マスタリー(Flipped Mastery)」形式の導入を提唱している。

    これはカーン・アカデミーの創立者、サルマン・カーンも主張している。

    カーン・アカデミーでは複数のビデオ・練習問題からなるレッスンがあり、レッスンをクリアしていくと科目の修了バッジが発行される。さらに、合格した科目の関連性や、次に学ぶ科目を探すのに役立つナレッジマップ、先生が生徒の進捗を把握するためのコーチダッシュボード機能が提供される。

    反転学習 was last modified: 3月 30th, 2014 by flipschool
  • 反転授業

    「Flipped Classroom」という言葉の日本語訳。

    2007年より、コロラド州のウッドランドパーク高校の化学の二人の教員(Aaron SamsとJonathan Bergmann)が実践し、広めた授業設計形式。

    自宅で講義ビデオ(スクリーン録画ビデオ)を見て、教室で演習・実験・個別/グループ指導を行う、つまり、

    「講義を自宅で、問題解決を教室で」

    と、従来の教室で板書を行い、練習問題を宿題として取り組む、というスタイルとは逆の順で学ぶことを指す。

    初年度は、毎回同じビデオを見てくるように指定し、教室で実験などをしていたが、次年度からは通年の予習ビデオアーカイブにアクセスし、確認テストを受け、合格したら次の単元に進む、という「反転マスタリーモデル(Flipped Mastery)」モデルに進化した。

    さらに2014年3月には、こうしたモデルをFlipped Learningモデルと命名し、スクリーンキャスティングを使用しない反転形式の学習スタイル全般を指すようになった。

     

    【関連用語】

    • マスタリーラーニング
    • 反転マスタリー

     

    反転授業 was last modified: 4月 2nd, 2014 by flipschool
用語集 was last modified: 9月 12th, 2014 by flipschool