FAQ(よくある質問)

[vc_row][vc_column width="1/1"][vc_toggle style="style1" title="反転授業って何がいいの?" open="false"]反転授業(Flipped Classroom)には以下のような効果があると考えられています。

  1. 学生にはネット動画視聴は当たり前
    現代の生徒・学生は生まれた時からインターネットがあります。
    ネットでビデオを見るのも大人が思うほど負担ではありません。
  2. 忙しい生徒・学生のサポート
    部活や、友達付き合い、塾や予備校など、現代の生徒・学生は忙しくしています。しかし、YouTubeのような数分のビデオであれば、通学途中やスキマ時間にスマホからアクセスして勉強できます。Moodle Mobileなどオフライン対応アプリを使えば、ネット接続がなくても視聴できます。
  3. 理解が遅い学生への対応
    人にはそれぞれ理解に必要な所要時間があり、キャロルのラーニングモデル(時間モデル)とよばれています。従来の教室での講義では早すぎてついていけない生徒でも、何度も巻き戻したり、ゆっくり再生したりすることができるので、時間をかけて学ぶことが可能になります。また先生に気兼ねしなくても済むので気分的に楽です。
  4. 先生の説明を何度も見たり、巻き戻せる
    落ちこぼれていなくても、自分のわかりにくい部分の説明を参照したり、先に進んだりできるので、成績のよい生徒にも効果があります。ただし、先に進めるようにするためには、初年度に授業と並行して、通年の講義アーカイブを作成しておくといいでしょう。
  5. 対面指導・個別指導の時間がとれる
    板書をして書き写したり、採点をオンラインで自動で行うことによって、生徒や学生と向き合う時間をより多くとれるようになります。
  6. 学生同士のやりとり(学び合い)が増える
    アクティブ・ラーニングの場を教え合いの場にすることで、生徒・学生同士で教えるプロセスで学ぶことが可能になります。
  7. 家庭での学習・親子の対話が増える
    初中等教育では不適切なコンテンツへのアクセスを心配する親御さんが一緒に勉強する事例が増えています。特に、小学校低学年の算数などは概念を理解してもらうのが難しく、多くのお母さんが苦労されていますが、工夫された予習ビデオで一緒に学ぶことで理解が促進された事例があります。

[/vc_toggle][vc_toggle style="style1" title="反転授業をはじめるには何が必要ですか?" open="false"]アメリカなどで広がっているフリップト・クラスルーム(反転授業)は、だいたい以下のような手順で実施しています。

  • パワーポイントやキーノートのスライドに、音声やビデオナレーションをつけた予習ビデオを作成する。作成には、スクリーン録画ソフトを使用する。
  • 作成したビデオは、YouTubeやLMS、ファイルサーバに掲載し、予習してきてもらう。
  • 教室では、ディスカッションや、個別指導、グループでの教え合いなど、アクティブ・ラーニング型の授業を行う。

ですので

  • Webカメラつきのノートパソコン
  • USB接続のマイク
  • スクリーン録画ソフト(フリーソフトもある)

があれば、ミニマムなスタートができます。

いきなり反転するのは大変なので、まずは無料の収録ソフトを使って、5分程度の解説ビデオを作成し、パソコンやスマートフォンからアクセスして、予習や復習のサポートをするのが、取り組みやすいと思います。

フリーソフトの紹介は、チュートリアルビデオで説明しますが、Screencast-O-Maticというサービスが15分までなら無料で作成できるので、予習ビデオを作成するには十分な性能を備えています。

カムタジアなどの有償ソフトウェアは、カーソルのあるところを自動的に拡大して表示したり、目次を自動生成したりするなどのオプション機能が優れています。

本格的に、オンライン授業を作成したい場合は、カムタジアやScreenFlow(スクリーンフロー)などの編集ソフトウェアがあると、使いやすいビデオが作成できるので、おすすめです。

また、履修している学生・生徒だけにビデオを視聴してもらったり、自動採点可能な確認テストを作成・受験してもらうには、

  • MoodleなどのCMS(授業のウェブサイトを作るソフトウェア)を学校のサーバや、外部レンタルサーバなどにインストールする
  • クラウド型のサービスと契約する

などをすると実現できます。[/vc_toggle][vc_toggle style="style1" title="反転授業は本当に効果があるのですか?" open="false"]反転授業はまだ日本でははじまったばかりですが、既に取り入れている大学や学校などでは、

  • 予習時間の拡大
  • 統一テストのスコアの向上
  • 単位取得率の向上

などの成果が出ています。

さまざまなレポートが出てきていますので、リファレンスセクションでソースとともに紹介していく予定です。[/vc_toggle][vc_toggle style="style1" title="反転授業と反転学習はどう違うのですか?" open="false"]反転授業は “Flipped Classroom”の訳語、反転学習は “Flipped Learning” の訳語です。

反転授業は、自宅で予習ビデオで講義を受け、教室で問題を解いたり演習や実験で学ぶ、という授業設計です。

反転学習はビデオを使わない反転型学習、つまり事前に基礎知識の学習を自宅で行い、アクティブ・ラーニング型の学習を教室で行うスタイルです。

関係性を以下に図解してみました。縦軸は予習ビデオの使用・不使用、横軸は対面指導の有無です。

FlipModelMapping.001

また、Flipped Learningの提唱者であるAaron SamsやJon Bergmannは、Flipped Mastery(反転マスタリー)という学習モデルを実践しています。

反転マスタリーは、オンラインビデオで講義を受け、理解度テストをクリアしたら次に進む、というモデルで、1年間の間に各授業の学習到達レベルに達することを目指すものです。

そこでは、理解が遅い生徒や前提知識が不足している生徒は理解できるところから学び直す、理解が早い生徒は先に進んでも構わない、ただし最終課題は同じものを課しています。

こうした「ちゃんと理解できたら先に進む」というモデルは、マスタリーラーニング(完全習得型学習)とよばれています。

学力差が大きい状況や、前提知識が不足していると理解できないような科目では効果があるとされています。

[/vc_toggle][vc_toggle style="style1" title="MOOCと反転授業はどう違うのですか?" open="false"]MOOC(大規模オンライン公開授業)は、CourseraやedXなどのスタートアップ(ベンチャー企業)やNPOなどが大学の授業をオンライン化して、2~3か月の間に、オンラインビデオによる講義の視聴、確認テストの受験、課題の提出、相互評価やディスカッションなどのタスクをこなすと、修了証が発行されるサービスです。

MOOCではティーチングアシスタントが配置され質問対応などをしていて、ビデオ講義を作成する先生が直接指導することはあまり多くありません。時々活発にフォーラムで対応する先生もいらっしゃいますが、必須ではありません。

それに対して、反転授業(Flipped Classroom)は、主に自宅で予習ビデオを見て、教室で演習やディスカッションなどアクティブラーニング型の学びを行います。基本的に、先生によるファシリテーションや、指導を前提としているのが、MOOCやカーン・アカデミーなどと異なるところです。[/vc_toggle][vc_toggle style="style1" title="これまでのeラーニングとはどう違うのですか?" open="false"]eラーニングは、企業研修や、一部大学の情報セキュリティ講座や、資格試験対策に使用されてきました。

しかし、その多くは

  • オンラインで自学自習を前提としていること
  • パソコンなどでの学習を前提としていること

などの傾向があります。

反転授業(Flipped Classroom)が特徴的なのは、

  • 先生の指導を前提としていて自学自習とは異なる
  • アクセスする端末が必ずしもパソコンではなく、スマートフォンやタブレット、iPodタッチなどのモバイル端末であることが多い

などの点にあると考えます。

また、予習ビデオも従来は外部のeラーニングベンダーがインストラクショナルデザイン(教授設計)を行い、Adobe CaptivateやAdobe Flashなどで複雑に作りこんだ長編の教材が多かったのですが、反転授業では5分から10分程度の短いビデオが使用されることが多いです。

これは、ライフスタイルやデジタルリテラシーの変化の影響もあると思います。こうした短いビデオ講義は、「ミニ・レクチャー」や「マイクロ・レクチャー」と呼ばれています。ミニレクチャーが注目されているのは、

  • 人間の集中力が持続するのは10分程度である、という研究結果が出ていること
  • 5分から10分程度であれば、セリフを用意しなくても即興で解説ビデオを作れること
  • YouTubeなどで以前は容量制限があって、あまり長いビデオは掲載できなかったこと

などの原因があると考えられます。[/vc_toggle][vc_toggle style="style1" title="反転授業はビデオを使わないといけないの?" open="false"]Flipped Classroomを広めた先生方は、オンラインビデオと教室での指導を組み合わせることに注目して反転授業を実践してきました。

しかし、地域によっては、インターネット接続が行きわたっていないところもあり、ワークシートや書籍による予習を実践しているケースがあります。

そこで、Flipped Classroomを広めたAaron SamsやJonathan BergmannらはFlipped Classroomではなく、Flipped Learning(反転学習)という用語で、ビデオを使わない反転形式の学習もカバーするようになりました。

また、反転授業の発展形として、それぞれの生徒がビデオライブラリのビデオ講義を視聴して、確認テストをクリアしたら次の学習項目に進む、という、「反転マスタリー」(Flipped Mastery)というモデルが実践されています。

これは、同じタイミングでビデオへのアクセスを提供しても理解に時間がかかる生徒が出てきたので、それであれば、きちんと理解して理論を適用することができたら進める、という完全習得学習(マスタリーラーニング)を取り入れた方が、学習成果の定着率が向上するのではないか、という発想に基づくものです。[/vc_toggle][vc_toggle style="style1" title="反転授業のビデオは自分で作らなくてはいけないの?" open="false"]本来は、自分の担当の先生が登場する方がよいと思いますが、ビデオ作成スキルを習得する時間がとれない、とか、既にアクセス可能な教材を使用したい、という先生もおられるでしょう。

日本でも、イーボードやマナビーなど、オンライン授業を公開しているサイトがありますので、そうしたビデオを組み合わせたり、カーンアカデミーも翻訳が進められていますので、カーンアカデミーの中から予習ビデオを指定しても構いません。

また、反転授業への注目に伴い、日本各地で実践がはじまっていますので、そうした先生方がコンテンツを交換できるような仕組みがあるといいと思います。[/vc_toggle][/vc_column][/vc_row]

FAQ(よくある質問) was last modified: 9月 12th, 2014 by flipschool